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店舗照明を選ぶ際に抑えておくべきポイント

  • date:2021年7月27日
  • category:COLUMN

店舗の照明は、店内のインテリアや内装の一部であるのと同時に、目に見えない店舗の雰囲気作りにも影響します。 

また、外観から見た明るさも照明の種類や使い方によって変わるため、店舗の集客にも関わるでしょう。 

そこで今回は、店舗照明を選ぶ際のポイントやコツを紹介します。 

種類豊富な照明の中から、店舗のコンセプトやイメージに最適なものを選ぶ参考にしてください。 

照明の要素 

まずは、明るさや見え方を左右する、照明の構成要素について解説します。 

光束 

光束とは、照明が単位時間あたりに発する光の量のことです。 

単位はルーメン(lm)であり、照明器具そのものの明るさを比較する際は、このルーメン数値の大きさが基準となります。 

照度 

照度とは、いわゆる照明の「明るさ」を表し、使われる単位はルクス(lux)です。 

光束法と呼ばれる計算方法では、部屋の寸法や反射率、ランプ光束、器具台数などから求めるため、単位面積あたりに入射する光束とも理解できます。 

数値が大きいほど明るくなるでしょう。 

照度は場所や用途により、適切な値がJIS規格で定められています。 

住宅環境では50~150ルクス前後が通常であり、学校やオフィスなど細かい作業が求められる場では750ルクス以上が推奨されているようです。 

また、商業施設などでは2000ルクス以上の照度が求められることもあります。 

照度が10ルクス以下の飲食店は、低照度飲食店とみなされトラブルに発展する可能性もあるため、注意が必要です。 

店舗の業務内容や空間に合わせた照度を選ぶべきでしょう。 

光源 

光源とは光の発信源を指し、太陽や電球は光源の一種です。 

自然発光による発熱電球や、放電発光による蛍光灯、電界発光によるLEDなどの種類があります。 

それぞれの光源には、熱を持ちにくい、光色を切り替えられる、などの特徴があるでしょう。 

色温度 

色温度とは、すべての光源が発する光の色(光色)を指します。 

単位にはケルビン(K)が用いられ、光源の温度や明るさとは関係ありません。 

色温度の種類には電球色、温白色、白色、昼白色、昼光色があります。 

後ほど、それぞれの色温度の特徴や効果について確認しましょう。 

演色性 

演色性とは、光源が物の見え方に与える影響、その特性を示します。 

単位はなく、色の見え方の忠実性を評価するために、平均演色評価数(Ra)が用いられるケースが一般的です。 

この評価方法では、色温度が同じ基準光源で照らした際の見え方を100としたとき、対象光源で照らした際の見え方をRaで表します。 

Raが100に近いほど自然な見え方となるでしょう。 

照明の色の効果 

次に、色の効果について詳しく見ていきましょう。 

昼光色 

昼光色とは色温度が約6500Kと高く、青白い色を指します。 

蛍光灯での再現が可能です。 

光の刺激が強めで、緊張感を醸し出すため、集中したい時や作業スペースに向いています。 

昼白色 

昼白色は色温度が約5000Kで、太陽光に近い自然な発色が魅力的です。 

多くの施設や建物で用いられ馴染みやすいため、店舗照明にも最適です。 

電球色 

電球色とは色温度が約3000Kと低く、赤みを帯びた色を指します。 

夕陽やろうそくの明るさをイメージすると分かりやすいです。 

明るく優しい印象になるため、カフェやエステなどのリラックス空間に最適でしょう。 

店舗照明の種類 

では実際に店舗で用いられている照明の種類や特徴を、それぞれ紹介していきます。 

ダウンライト 

ダウンライトとは、天井に埋め込まれた照明です。照明本体が天井内に隠れるため、インテリアや内装の邪魔をしません。 

下向きに空間全体を照らし、全体の雰囲気を左右するベースライトでもあります。 

シーリングライト 

シーリングライトは天井に設置されたタイプを指します。 

シンプルなものからデザイン性に富んだものまであり、用途やコンセプトに合わせて選択可能です。 

ペンダントライト 

ペンダントライトは、天井からチェーンやコードなどで吊り下げられたタイプを指します。 

カバーやチェーン部分を凝ったデザインも多く、全体を個性的に仕上げられるでしょう。 

シャンデリア 

シャンデリアは、小さな電球がいくつも集まった大型の照明です。 

きらびやかで豪華な印象になり、店舗内に存在感を放ちます。 

スポットライト 

スポットライトとは、舞台などでよく見かける、天井に複数個設置された小型の照明です。 

それぞれの照明の角度や位置を調整することで、特定の商品やスペースを目立たせられます。 

ブラケットライト 

壁に取り付ける照明を指し、ウォールライトとも呼ばれます。 

壁を照らすことで、奥行き・広さを感じさせるでしょう。 

店舗の外壁や廊下などに設置すると、空間を効果的に使えておすすめです。 

アッパーライト 

ダウンライトとは反対に、足元から天井に向けて照らす照明を、アッパーライトと呼びます。 

神秘的でリラクシーな雰囲気を作るのがポイントです。 

店舗照明を効果的に使うコツ 

最後に、店舗において照明を正しく効果的に使うためのポイントを確認します。 

店舗の業種に合わせる 

店舗照明の明るさや色味を決める際は、業種を考慮しましょう。 

例えば、飲食店であれば食欲を増進し、食べ物を美味しそうに見せるため、オレンジがかった色温度が低いタイプを選ぶのがおすすめです。 

また、美容室やネイルサロンなど、サービスの正確さが重要となる業種では、視界が良好になるような750ルクス以上の照度が良いでしょう。 

内装やコンセプトと組み合わせる 

店舗のコンセプトや内装・家具などのインテリアに合わせた照明も重要です。 

「ゆったり落ち着けるお店」なのか「賑やかで明るいお店」なのかでも印象は大きく変わります。 

コンセプトに統一感のある店舗は、特定のターゲット層にアピールしやすいでしょう。 

経済的に使う 

照明の種類や使い方によって、店舗の電気代が変動します。 

広さや用途に合わせた照明を設置したり、自然光を取り入れたり、こまめな手入れをしたりすることで、コストを抑えながら長くお洒落に使えるでしょう。 

ここまでは店舗照明の選び方について詳しく説明してきましたが、照明は店舗デザインを決定する要素の1つに過ぎません。集客力向上を実現するにあたって、その他の店舗デザインで抑えるポイントについては、コチラの「店舗の内装デザインの決め方と、集客やブランディングを図るコツ」の記事で詳しく紹介しておりますので、是非ご覧ください。

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店舗照明は集客にも影響する 

いかがでしたでしょうか。 

今回は、照明に関する知識や店舗照明の種類・集客効果について紹介しました。 

選ぶ照明や、使い方によってお店の売り上げが大きく変わります。 

自店にあった最適な照明を探しましょう。 

当社は、「低コスト・高パフォーマンス」という考えのもとに、限られた予算の中からお客様にとってベストなデザインのご提案をさせて頂きます。
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