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デザインにおける「余白」が持つ効果と抑えておくべきポイント

  • date:2021年12月8日
  • category:COLUMN

ポスターやチラシ・パンフレットなどの制作物をデザインする際、文字やイラスト・色や配置など考えるべき要素が多くあります。
中でも意外に重要な要素が「余白」です。
一見何もない単なる空白ですが、少し工夫するだけで様々な効果を発揮します。

 

そこで本記事では、余白が持つ効果や、余白を使ってデザインする際に押さえておくべきポイントを解説します。
これから制作物をデザインする方、余白の扱い方に困っている方は、ぜひ参考にしてください。

余白が持つ効果

デザインの世界において余白とは、意図して作られた空白のことです。
自然に生まれたスペースや余分な部分ではなく、デザイン性や読みやすさを考慮して設けらます。
文字やイラストが含まれる制作物には大半の場合、余白があります。

 

では、余白を扱うことでどのような効果が期待できるのでしょうか。
以下に余白がもたらす具体的な効果を見ていきましょう。

可読性を高める

文章やイラストが記載された制作物に全く余白がない場合、要素ごとの区切りが分かりません。
また、要素同士に十分な間隔がとられていないと、窮屈な印象を与えます。
区切り線や囲み線で要素を分けても、さらなる余計な要素が増えてしまうだけです。

 

そこで、余白をしっかり設けることで、要素同士が喧嘩することなく見やすくなります。
特に文章の場合は、周りの要素だけでなく、文字同士の適度な余白も必要です。

余白は言わば情報同士を緩衝させるクッションの役割を果たし、目を休めるスペースを提供します。

情報を整理する

適切な位置に余白を設けると、情報を見やすく整理できます。
同じ所属の情報をグループごとにまとめて、区切るように間隔を空けることが重要です。

 

例えば、複数の項目がある資料の場合、見出しと詳細内容(説明文)を一つのセットにし、他のセットと余白を作ります。語頭にインデントを設ければ、階層を表して構造を明示することも可能です。

関連性のない情報同士は余白によって遠ざけ、読者を混乱させないようにしましょう。

視線を誘導する

余白には読者の視線を誘導する効果があります。
人の視線は一般的に、縦書きでは右上から左下へN字に、横書きでは左上から右下へZ字に動きます。
この視線の流れを自然に誘導できるような余白が効果的です。

 

例えば、上下の間隔を広く、左右の間隔を狭くするとZ字に目が動きます。
反対に、上下の間隔を狭く、左右の間隔を広くするとN字に目が動きます。

このように余白の位置と広さを工夫することで、読者にとって読みやすい動線が作れます。

情報の優先度を反映する

デザインの中である一部分を強調する方法として、サイズを大きくしたり、色を変えたりする手法があります。

 

インパクトを与えることで読者の目を一気に引けますが、奇抜な印象を与えたり、読みづらくなったりする可能性も否めません。
そこで、あえて余白を取り入れることによって、アピールしたい部分を強調できます。周囲に何もないため、文字やモチーフが中心となって目立つという仕組みです。

読者にとっても情報の優先度が分かりやすく、瞬時に内容を把握できます。

デザインの幅を広げる

余白は制作物が見る人に与える印象を左右します。

 

例えば、余白を多く用いてホワイトスペースを広くすると、余裕がありスマートで洗練された印象になります。
また、余白の位置を左右均等に配置すれば整然とした正統派な雰囲気に、あえて片隅に寄せればモダンで個性派な印象になるでしょう。
反対に少ないと、賑やかで活発的なイメージになります。
また、ランダムに配置されると、安っぽい素人感を与えてしまう恐れもあるため注意が必要です。

 

このように余白の量は、デザインの完成度にも影響します。
制作物のコンセプトや用途に合わせ、効果的に取り入れましょう。

余白を使う際に押さえておくべきポイント

様々な視覚的効果がある余白ですが、デザインに上手に用いるためのポイントがあります。

余白に意味を持たせる

単に設けるだけでは、効果を発揮しません。
制作物をデザインする際は、どのような印象を与えたいのか・見る人に何を伝えたいのかを明確にして、意味を持たせましょう。

情報の所在を明確にする

デザインの基本原則の中に、「近接」というものがあります。
近接とは、関連性のある情報をグループ化してまとめることです。
この近接作業によって、それぞれの情報の所在を明確にしてから、余白を設けてグループごとに区切りましょう。

適切な余白量を把握する

実は必ずしも多く用いれば良いというわけではありません。
制作物のコンテンツや使用用途によってその量を調節しましょう。
例えば、ニュース記事や情報雑誌では、一画面で可能な限り多くの情報を伝える必要があります。
一方ブランディングサイトやDM(ダイレクトメール)では、店舗や商品のイメージ・コンセプトを伝えることが重要です。
そのため、情報量の多い前者では少なめに、情報量が少ない後者では多くなる傾向があります。

余白の広さを揃える

一定の規則が繰り返されるセグメント間では、広さを揃えましょう。
余白がランダムだと情報の関連性が見られにくく、読み手を混乱させてしまいます。
上下左右の余白を揃えることで、規則性を生み出すことが重要です。

字間・行間を調整する

文章が記載される制作物では、字間や行間も重要です。
字間や行間が狭いと、窮屈で読みづらい印象を与えます。
広すぎず、可読性が高い適度な幅に調節しましょう。

デザインの役割や重要性を意識しましょう

ここまでは余白の重要性をお伝えしておきましたが、実際にデザインを考える際にはデザインの持っている役割や重要性をしっかりと認識することが重要です。

デザインの持つ役割や重要性については、以下の記事でも詳しく解説しておりますので、是非併せてチェックしてみてください。

余白を使ってデザインの完成度を上げよう

余白を上手に取り入れれば、情報が整理され、見やすくて美しいデザインが完成します。
制作物をデザインする際は、正しい場所に正しい方法で設けることを心がけましょう。

 

当社では各種ご依頼に対して無料でお見積りを作成いたします。
デザイン制作のご相談なら、是非株式会社インターステラーまでお寄せください。

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