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展示会ブースの施工業者の選び方と押さえておくべきポイント
- date:2021年11月2日
- category:COLUMN
自社の商品やサービスを多くの人にアピールできる重要な機会である展示会。
いろいろな人が足を運ぶため、新規顧客を取り込む大きなチャンスでもあります。
たくさんの来場者に自社ブースを見てもらうため、大切なのが装飾です。
設営は専門の施工業者に依頼しますが、業者によって得意分野や持ち味はさまざまです。
はじめてだと、展示会ブースの施工業者をどのように選べばいいのか迷ってしまうこともあるでしょう。
そこで、この記事では、展示会ブースの施工業者を選ぶ際に押さえておくべきポイントを紹介します。
展示会に出展する予定があって、施工業者を探さなければいけないという方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
展示会ブースの制作を行う会社の種類
一口に展示会の設営といっても、施工業者はいくつかの種類に分かれます。
はじめに、それぞれの業者の特徴を説明します。
企画・プランニング会社
マーケティングやセールスプロモーションを主な業務にしている企業です。
企画部分を得意分野にしているため、企画段階から関わってくれます。
企画、ブースの施工、販売戦略とスタートから最終段階まで一括して引き受けてくれるのが大きなメリットです。
初めての展示会参加では頼もしい存在になるでしょう。
ただ、デザインや施工は別の業者に外注するところが多く、全体のコストは高くなる傾向があります。
デザイン会社
企画のコンセプトがはっきり決まっている場合には、デザイン事務所に任せるのが良いでしょう。
プロのデザイナーの手により、独自性の高いブースを実現し、他者と差別化を図れます。
デザイン段階から参加するため、企画会社よりコストを抑えられるメリットもあります。
会社によって、空間デザインやグラフィックデザインなど得意分野が異なるため、依頼する前に確認しておきましょう。
広告代理店
集客や広告などを得意としている企業です。
企画から施工までトータルで引き受けてくれるほか、事前集客やメディア広告など広告全般も任せられるメリットがあります。
対応範囲は広いものの、デザインや施工などは外注のためコストは高めです。
なお、小規模な案件には対応していない場合もあります。
施工専門会社
イベントや展示会の施工・装飾を専門にしている会社です。
自社で職人や備品を揃えているため、信頼性が高く、施工コストを抑えることもできます。
既存のデザインから好きなものを選べるパッケージ商品をもっている会社もあり、スピーディな施工を可能にしています。
反面、施工のみで、企画やデザインは引き受けていない会社が多いです。
ただ、最近では、デザインに力を入れている施工業者も増えています。
一般的なブースデザインの依頼から設営までの流れ
一般的な展示会ブースの企画から設営の流れを説明します。
施工業者によって得意分野が変わるため、どのような作業があるかを理解した上で依頼先を決めるのが大切です。
業者によっては、これらの工程を一括して受注してくれる会社もあります。
コンセプトの決定
目的や内容など、出展ブースのコンセプトを決定します。
目標となる数字や過去に出展した際の経験などをもとに、おおまかな方向性を決めていきます。
しっかりとしたコンセプトがあれば、この後の工程もスムーズに進みます。
デザインの決定
コンセプトをもとに、デザインやパースなどを決めていきます。
いくつかの案を作成し、そのなかからベストなものを選びます。
出展コンセプトがきちんと来場者に伝わるデザインになっているかを確認しましょう。
デザイン会社に相談するほか、施工業者のなかには、パースの作成まで受注してくれるケースもあります。
展示会のデザインについては以下の記事でも詳しく解説しておりますので、是非チェックしてみてください。
施工会社の選定
デザインが決まれば、複数社から見積もりをとり、施工会社を選定します。
コストを押さえるのはもちろんですが、イベント設営を得意としているか、きちんとした仕事をしてくれる業者かどうかを見極めて決定するようにしましょう。
見積もりの作成
複数の会社から見積もりをとることで、相場が分かります。
以前から付き合いのある業者がいる場合でも、数社に見積もりをとるほうがいいでしょう。
見積もりを確認するときのポイントは、床工事費や造作費、備品費など各項目の単価をチェックすることです。
それぞれの費用が適切かどうか、どのような理由で価格差が生じているかを確認するようにしましょう。
展示物の作成
展示を行うパネルや写真、映像などを製作します。
業者に依頼する場合もあれば、自社で作成する場合もあります。
外注する場合は、製作業者と綿密なコミュニケーションをとるようにしましょう。
製品写真の撮影などは立会ができるものもあります。
自社で製作する場合には、事前にデザインを施工業者にデータ入稿する必要です。
パースにデザインデータを反映してもらい、イメージの最終確認を行います。
搬入と設営
準備が完了したら、展示会の前日や前々日から搬入と施工、設営がはじまります。
ブースの引き渡しは、開催前日までに行われるのが一般的です。
施工の際は立会が必要かどうか業者の担当とあらかじめ打ち合わせしておきます。
施工・設営の段階では、予期しないトラブルなどが発生することも考えられます。
不測の事態にもスムーズに対応できるよう、なるべく現場に足を運ぶ方が良いでしょう。
施工会社を選ぶ際の判断軸
業者の種類や設営の流れを理解したところで、実際に業者を選ぶときに基準となるポイントを紹介します。
デザイン
きちんとコンセプトに沿ったデザインを作成してくれる会社か、デザイン通りに施工ができる会社かどうかは大きな判断基準です。
展示会は多くの人に自社のイメージをアピールする機会です。
きちんとこちらの意図を理解した上で、企業のブランディングに適したデザインを作ってくれる業者を選ぶようにしましょう。
展示会の出展機会が多い企業では、ブランディングは一貫しながらも、来場者を飽きさせないよう工夫したデザインをしてくれるかどうかもポイントになります。
予算
予算内で希望のイメージ通りのブースを実現してくれる業者を選びます。
コストをかければ良いものができるのは当然です。
そのため、業者選定の際には、決められた予算の範囲内でどれだけ良いブースを作成してくれるかどうかを基準にします。
また、見積もりが分かりやすく、項目ごとに明確に示されているかもポイントです。
アフターフォローの有無
施工段階や当日のトラブルなどにもきちんと対応してくれるかどうかも大切です。
どれだけ良いデザインができても、イレギュラーが起きたときに対応の遅い会社は頼りになりません。
終了後の撤去や撤収をスムーズに行ってくれるかも重要です。
名刺情報などのデータ入力まで引き受けてくれる会社もあります。
業者選びの際は、アフターフォローまでしっかりとやってくれる業者かどうかもチェックしましょう。
展示会ブースのことならインターステラーへお任せ
当社では、様々な業種や形態の広告/広報活動に携わってきた経験値を武器に困難の課題を乗り越える「実現力」に加え、デザインの良さ、まとまりだけでなく、貪欲に結果や話題性を追求する「仕掛けつくり」を得意としています。
詳しくはコチラの「インターステラーが手掛ける展示会ブース」のページをご覧ください。
展示会ブースの設営には目的に合わせた業者を選定しましょう
いかがでしたでしょうか?
この記事を読んでいただくことで展示会における施工業者の選定方法がご理解いただけたと思います。
施工業者にはさまざまな種類があるため、目的に合わせた会社を選択する必要があります。
選定の際は、複数の業者から見積もりをとり、しっかりと比較検討した上で決定することが重要です。
また、当社では展示会のトータルデザインも手掛けております。
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