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会社ロゴのデザインの作り方と有名企業ロゴが持つデザインの意味
- date:2021年11月2日
- category:COLUMN
企業にとって、会社名とともに重要なのが会社ロゴです。
有名企業なら、ロゴを見ただけで社名や商品がイメージできるもの。
まさに、企業にとって顔と呼ぶべき存在です。
では、どうすれば、多くの人に親しみをもって覚えてもらえるロゴを作成できるのでしょうか。
本記事では、会社のロゴの作り方や参考になる有名企業の事例を解説します。
作成にお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてください。
会社ロゴの意味
はじめに、なぜ企業のロゴを作成した方がいいのか、その意味について説明します。
なんとなく、「会社を作ったから、とりあえず作ろう」と思っている方もいるかもしれません。
しかし、会社ロゴには社外向けと社内向けの2つの大切な意味があります。
1.社外に向けた意味
ロゴを作成することで、多くの人に会社を知ってもらい、覚えてもらうことにつながります。
会社を作ったとき、大切になるのが、どれだけの人に認知してもらえるかという問題です。
消費者が商品やサービスを選ぶ上でも、会社の認知度は大きな役割をもちます。
社外に向けて、認知を高めていくことで「この会社なら大丈夫」といった安心感、信頼感を築いていけます。
2.社内に向けた意味
実は社員の会社に対する帰属意識やモチベーションを高めるのにも役立ちます。
会社のロゴが入った名刺や封筒、社章などを使うことで社員の帰属意識を高めます。
また、会社の理念やビジョンをコンセプトとすることで、会社の目標やイメージを広く社員に定着させられます。
全社員が一つの方向に向かって業務を進められるようになり、社内の意思統一が実現できます。
会社ロゴを作る際のポイント
ここでは、デザインをする際にポイントとなる部分を紹介します。
1.表記
会社名をどのようにロゴとして表現するかです。
見た人に覚えてもらえるかどうかが表記を考える上でのポイントといえます。
日本語で書くのか、英語で書くのか、会社名をすべて書くか、イニシャルにするのか、文字は書かずにシンボルマークを描いたり、文字とマークを組み合わせたりと、方法はさまざまです。
シンプルな中でも、自社の商品やサービス、理念などをアピールし、見た人の印象に残るものにする必要があります。
2.ブランド力
ロゴは企業の顔となり、シンボルとなる存在です。
マクドナルドやアップル、アマゾンといった有名企業では、ロゴ自体が商品やブランドを象徴しています。
アップルがロゴをあしらったステッカーを作ったり、アマゾンがロゴ入りの製品を作ったりと、こうした有名企業では、ロゴそのものが一種のステータスになっているといえます。
ロゴの入っている商品だからこそ価値が生まれ、消費者も欲しいと思わせることができるようになります。
3.親しみやすさ
アマゾンやアップルのロゴは、商品だけでなく、ウェブサイトやアプリ、包装紙や段ボールなどいろいろな場所で使用されています。
商品の目立つところにはロゴが入っており、自然に消費者に覚えてもらえます。
消費者はいつも見慣れたロゴが入っている商品だから安心できるようになります。
親しみやすいロゴは、企業に対する信頼を育てるのにも役立ちます。
ロゴのデザインのポイントなどについては以下の記事でも詳しく解説しておりますので、あわせてチェックしてみてください。
やってはいけないデザイン
ロゴ作成では、取り入れると逆効果になってしまうため、注意しなければならないデザインもあります。
1.デザインが凝りすぎてしまう
ロゴはなるべくシンプルなデザインを心がけましょう。
シンプルなロゴのほうが目につきやすいため、覚えてもらいやすくなります。
企業ロゴや名刺や封筒、ポスターなどいろいろなところで使用されます。
そのため、どこに載せても分かりやすいロゴが求められます。
できればモノクロでも使用できるデザインのほうがいいでしょう。
あまりにカラフルなものや文字やマークがごちゃごちゃしているロゴは見にくいため、悪い印象を与えてしまいます。
2.トレンドを意識しすぎる
ロゴはこれから何十年も会社の顔としての役割を果たすものです。
現在のトレンドに沿ったデザインが10年以上先まで有効であるとは限りません。
そのため、デザインにそのときの流行を取り入れるのは避けるべきといえます。
なるべくトレンドにとらわれないシンプルなものを心がけましょう。
3.著作権に違反する
盗用、複製など他者の著作権や商標権を侵害するデザインは避けるようにします。
著作権違反はトラブルの原因になるため、デザインの際には、事前にしっかりと調査を行うべきです。
ただ、中には著作権が発生しないとされるものもあるため、判断が難しくなっています。
しかし、ロゴは企業のブランドを形成するものである以上、他社と似通ったデザインは避けるほうが良いと言えるでしょう。
有名企業ロゴの例
最後に、参考として有名企業のロゴの事例をみていきたいと思います。
NIKE
ナイキのロゴマークはスウッシュと呼ばれます。
スウッシュという言葉には、英語で「ビューンと音をさせる」という意味があります。
社名の由来になった勝利の女神ニケの翼をモチーフにしたデザインで、躍動感やスピード感を表現しています。
コカ・コーラ
赤と白の2色で社名を描いたシンプルなデザインです。
コカ・コーラの開発者ペンバートン博士の経理係フランク・ロビンソン氏がデザインしました。
赤と白のコントラストは彼のお気に入りでした。
文字には当時流行していたスペンサリアン体といわれるフォントが使われています。
時代とともに、波のようなラインが加わったり、背景が変化したりしています。
Apple
かわいらしいリンゴが印象的なデザインです。
企業名とマークが一致しているので、消費者にとっても覚えやすくなっています。
さらに、黄金比が利用されていて、視覚的にも美しいと感じるデザインです。
アップルの社名の由来は、リンゴ農園で働いていた創業者スティーブ・ジョブズ氏が、リンゴは完璧な食品であると考えていたためです。
リンゴを他のものと見間違えないよう、一口かじったデザインになりました。
リンゴに一工夫加えることで、シンプルながらインパクトのあるロゴになったといえます。
ちなみに、英語でかじるを意味するbiteとデータの単位であるbyteをかけているという話は俗説のようです。
マクドナルド
誰もが知るファーストフードチェーンのロゴです。
デザインの由来は、マクドナルドの頭文字であるMから来ていると思っている人が多いでしょう。
しかし、実際は1号店にあったゴールデンアーチと呼ばれる2本の金色のアーチのオブジェがもとになっています。
1号店のシンボルがロゴになり、時代を越えて現在もマクドナルド全体のシンボルになっているのです。
インターネットを利用する多くの人が目にするGoogleのロゴは、創業メンバーの1人がフリーのデザインソフトで作成したものです。
各アルファベットの文字色には、色の三原色である赤・黄・青が使われています。
ここでポイントになるのが、1つだけ緑色が使われているLです。
あえて三原色以外の色を取り入れることで、Googleはルールにとらわれないという意味が込められているといわれます。
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ロゴは会社のシンボルになる重要な存在
いかがでしたでしょうか?
この記事を読んでいただくことでロゴの作り方がご理解いただけたと思います。
企業にとっては、社内や社外にアピールするための大切な存在。
デザインを決める際は、信頼できるプロに依頼するのがおすすめです。
ロゴ製作でお困りの方は、ぜひデザイン制作会社を利用してみてください。
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