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企業ロゴの変更で売上アップ!?有名企業のロゴ一例や変更時の注意点
- date:2021年12月8日
- category:COLUMN
街中やスーパー・家の中でも、私たちは日常的に「ロゴ」を目にしています。
有名企業や商品をロゴで覚えている方も多いのではないでしょうか。
ロゴは消費者の価値観や購買意欲に与える効果が大きく、商品の売上や企業のブランディングに影響します。
そこで本記事では、ロゴの定義やデザインの変更で成功した有名企業、デザイン変更時のポイントなどを解説します。
企業や商品戦略としてロゴを変更したい方、これから新たに作り始める方は、ぜひ参考にしてください。
ロゴとは
一般的に、文字や図形などのモチーフを組み合わせて作られたデザインを指します。
文字のフォントや図形の形・カラー・配置など、企業や商品によってバリエーションが豊富です。
ロゴと一括りで総称されがちですが、デザインによってロゴタイプ・シンボルマーク・ロゴマークに分類されます。
ロゴタイプとは、企業名や商品名・ブランド名を表す文字のみで構成されたデザインです。
文字のフォントや色・字間により印象が変わります。
ロゴタイプは使い回しが利きやすく、無駄がなく洗練されたイメージを与えるでしょう。
シンボルマークとは、企業の理念や商品のメッセージ性を象徴した意匠を指します。
形や色によりデザインの自由度が高く、一目でインパクトを与えやすいです。
ロゴマークとは、ロゴタイプとシンボルマークを組み合わせたものです。
企業名やブランド名を文字で明確に伝えつつ、理念や価値観を図形のデザインによって表します。
ロゴタイプとシンボルマークの配置によっても印象が変わり、デザインに限りがありません。
業種や品種を問わず、多くの企業・ブランドで採用されているのも特徴です。
消費者にとって、ロゴは企業の「顔」として認識されます。
そのデザイン一つで、ブランディングや商品の売上が左右されると言っても過言ではありません。
また、確立されたものが使われることで、スタッフの帰属意識や商品に対する共通認識を保てます。
ロゴデザインの詳細については以下の記事でも詳しく解説しておりますので、是非併せてチェックしてみてください。
ロゴデザインの変更に成功した企業の例
私たちが普段から馴染みのある企業も、ロゴのデザインにより大きな成功を収めています。
ここでは、デザインを変更して効果があった有名企業の例を見ていきましょう。
NIKE
スポーツ用品ブランドのNIKE(ナイキ) は、これまで数回に渡りデザインを変更しています。
ロゴマークの着想は、社名の由来である女神ニケの翼「スウォッシュ」から得ました。
当初から用いられている「NIKE」のロゴタイプは、1978年に曲線的なセリフ体から幾何学的なFutura Boldに変更されています。また、1985年には赤い枠組みを加え、マイケル・ジョーダンとのコラボにより人気に火がつきました。
1995年にはロゴをスウォッシュのみの現在のデザインに変更しています。
素早い動きを感じさせるスウォッシュのみになったことで、アスリートらしいスピード感と無駄のないハイクオリティ性が強調されました。
花王
消費財化学メーカーの花王は、「美と洗浄のシンボル」である月のマークを用いたロゴを、形を変えながら受け継いできました。
創業者が作成したロゴの月は右向きでしたが、1943年に左向きに変更されます。
これは、左向きの月が演技が良いためです。
また、1953年には消費者に親しみやすさと信頼感を与えるため、月を子供の顔に変更しました。
その後、コーポレートカラーのグリーンを採用し、「KAO」のロゴタイプを追加することで、現在の馴染み深いロゴが完成しました。
サントリー
飲食事業を手がけるサントリーのロゴも、創業当初と現在では全く異なります。
以前は2頭の獅子が向かい合うマークが特徴的でしたが 、現在はみずみずしいウォーターブルーを基調とし、「水と生きる SUNTORY」のメッセージが描かれています。
爽やかな飲料水のメーカーとして、ブランディングに成功しました。
ヤンマー
農業・船舶・建設設備メーカーのヤンマーは、従来農業機械を主力としていたため、のんびりとした牧歌的なイメージが根付いていました。
社長はそのようなパブリックイメージを脱却し、世界の先端を行く技術力をアピールしたかったため、ロゴを一新しました。
現在では、日本人にとって豊作の象徴であるトンボ(オニヤンマ)の羽をモチーフにした、鋭角的で赤いマークが特徴的です。
ユニクロ
アパレルブランドのユニクロのロゴは当初、丸みのある「UNI-QLO」のフォントの上に、踊る2人のイラストが描かれていました。
ブランドに更なる高級感を与えるため新たに作られたロゴは、赤い背景に「UNIQLO」の文字のみで構成されたシンプルなデザインです。
細身のフォントを使用することで、スタイリッシュで洒落たイメージへと生まれ変わりました。
Nikon
光学機器メーカーのNikon(ニコン)は、創業時モノクロで単調的なロゴを使用していました。
2003年に現在の特徴的な黄色いロゴへと変わり、消費者に馴染み深いものとなっています。
広がりや情熱を表すイエロー、信頼性や高品質を表すブラック、差し込むような連続した光を表す白のグラフィックデザインは見事です。
日清食品
食品メーカーの日清食品は、丼のような図形が背景となった「NISSIN」のロゴタイプが有名です。
この半円形には、人の笑った口元や地球を支えるというメッセージが込められています。
ロゴデザイン変更時の注意点
デザインを変更し、ロゴの効果を最大限に発揮するためには、いくつか注意点があります。
新たにデザインを練り直す際に失敗しないためのポイントをチェックしましょう。
変更前のロゴを分析する
まずは、現在使っているロゴについて徹底的に分析しましょう。
現在のデザインが持つパブリックイメージや商品・企業理念との親和性などを確認します。
また、現在のロゴの欠点や改善点を把握すると、新たなデザインを作る上での参考になります。
変更の目的を明らかにする
ロゴを変更すると、ホームページや紙媒体、企業・ブランドグッズなどのデザインも変更しなければならないケースが多いです。
また、新たにデザインから制作を依頼するとなると、費用もかかります。
コストをかけてまで、このタイミングで変更をする必要があるのかを考えた上で実行しましょう。
また、変更する目的を明らかにすることで、より良いデザインを制作できます。
リブランディングの方向性・ターゲット層の属性・使用用途などを考えましょう。
消費者の立場から考える
消費者は、企業や商品をロゴのイメージで覚えている場合が多いです。
既存の商品・ブランドのロゴを大胆にリニューアルすると、消費者に混乱を招く恐れがあります。
実際に、大幅にデザインを変更したことで消費者から批判が殺到し、変更前のデザインに戻したケースもあります。
デザインを変更する際は、消費者の立場になり、受け入れやすいリニューアル体制を整えることが大事です。
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自社にぴったりなロゴでブランド力をアップさせよう
デザインを一新することで新しい価値観を生み出したり、更なる企業のイメージアップに繋げたりできます。ただし、ロゴは企業の顔であるため、変更時には慎重な分析・計画が欠かせません。
ロゴデザインの変更をお考えの方は、ぜひ一度ご相談ください。
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