PICK UP
名刺をデザインする上でのコツと抑えておくべきポイント
- date:2021年11月2日
- category:COLUMN
ビジネスシーンにおいて、最初に登場するアイテムが名刺です。
名刺は所属する会社・組織・団体名や連絡先、自分の肩書きなどを相手に伝えます。
加えて、限られたスペースの中でビジネスマンとしての自分を伝えるため、デザインは重要です。
そこで本記事では、名刺を新たに作る方に向けて、デザインする際のコツを紹介します。
現在使っているものと見比べながら、素敵な名刺を作ってみてください。
伝えたい情報の整理
名刺を作り始める前に、まずは情報を整理する必要があります。
ここでは、整理する際のポイントと、実際に記載するべき情報を確認しましょう。
情報を整理するポイント
名刺は自己紹介代わりのアイテムです。
商談が終わった後でも、取引相手が自分や会社にまつわる必要な情報を、すぐに確認できるものでなくてはなりません。
情報を整理する際には、「何の仕事をしているのか」「どのような人物なのか」「どこに所属しているのか」「何が得意なのか」を軸にまとめましょう。
名刺に載せるべき情報
載せるべき情報は、主に個人情報・会社情報・アイキャッチの3つに分けられます。
個人情報とは、氏名・役職・部署・肩書きなどです。
名刺の中で最も重要な要素になります。
また、会社情報とは、会社名・業種・事業内容・住所・電話番号・FAX・E-mail・会社HPのURLなどです。
営業担当者や人事担当者で、顧客と直接連絡をとる場合は、個人用電話番号やE-mailを記載しても良いでしょう。
SNSをやっている場合は、アカウント名を載せるのもおすすめです。
また、アイキャッチとはその名の通り、個人や会社を表すロゴやシンボルマークのことです。
業種や職種によっては、個人の写真や似顔絵を入れるケースもあるでしょう。
名刺が柔らかい印象になり、会話が弾むきっかけになるかもしれません。
名刺に載せる情報量は意外と多いです。
全てを無理矢理収めようとすると、見づらくなってしまいます。
必要な情報を取捨選択し、スペースが足りない場合は裏面も活用しましょう。
名刺のレイアウトを決定する
名刺のレイアウトは、全体の印象を大きく左右します。
一般的な名刺サイズである55mm×91mmの中に、必要な情報をはっきりと見やすく配置しなくてはなりません。
ここでは、レイアウトの基本ルールを確認しましょう。
1.余白を確保する
余白を意識することで、デザイン性は格段にアップします。
紙面いっぱいに情報が詰め込まれた名刺は、見づらく圧迫感が強いです。
四隅の余白を均一に確保するだけで、ゆとりが生まれ読みやすくなります。
また、紙面に対する文字や図形の割合(版面率)を調整すると、名刺に表情が生まれます。
版面率が高いと健康的でアクティブな印象、低いとクールで落ち着いた印象です。
さらに、文字間に意識的な余白を取ることで、重要な情報を強調できます。
2.文字を揃える
名刺内の文字の頭を揃えると、スッキリと洗練された印象になります。
横型でよく見られる左揃えだけでなく、右揃え・中央揃え・左右揃えと、好みに合わせて整列させましょう。
3.強調したい部分を決める
名刺のレイアウトでは、要素の強弱も重要です。
複数の情報がある中で、強調したい部分を決めましょう。
主役が決まったら、他の要素よりフォントサイズを大きくしたり太くしたり、他の要素から離したりして明示させます。
するとメリハリが生まれ、見る人に重要な情報を優先的に伝えやすくなります。
4.ジャンプ率を設定
ジャンプ率とは、名刺内の最も大きな要素と最も小さな要素の大小差のことです。
ジャンプ率が大きいほど、要素同士のメリハリがあり、動的でインパクトがあります。
反対にジャンプ率が低いほど、単調で落ち着いた印象になります。
与えたい印象によりますが、強調したい情報がある場合は、ジャンプ率を大きく設定するのがおすすめです。
フォント・色・紙質を決める
レイアウトとともに重要なのが、要素それぞれのフォントや色のデザインです。
また、名刺の紙質も、受け取る側に感覚的な印象を与えます。
ここでは、フォントや色、紙質の特徴を見ていきましょう。
1.フォントの選定
フォントのバリエーションは豊富で、読み手に与えるイメージや可読性がそれぞれ異なります。
日本語で一般的なゴシック体は、線の太さが均一で、誰でも読みやすいです。
線が太いと安定感があり力強い印象に、細いと丸みを帯びて優しい印象になります。
同じく有名な明朝体は、横線が縦線よりも細く、筆で書いたような字体です。
可読性はゴシック体よりやや劣りますが、古風で上品な、柔らかい印象を与えます。
他にも個性を出すために、ユニークなフォントを選んだり、直筆フォントをスキャンして使用したりするケースもあります。
2.使う色の決定
ビジネスでよく見る名刺は、白地に黒の文字が印刷されています。
会社のロゴやシンボルマークにのみ色が使われているケースがほとんどです。
ただし、全体的に色を用いたポップな名刺もあります。
配色を決める際は、3色程度に絞り、ベースカラー70%・サブカラー25%・アクセントカラー5%程度を意識するとバランスが良くなります。
会社のコンセプトカラーを中心に、色の与える印象を考慮に入れながら決めましょう。
3.使う紙質の決定
名刺を印刷する際に最も人気な紙質は、つや消し処理がなされたマットコート紙です。
さらさらとした質感で、上品さがあります。
また、写真入りのものであれば、塗工処理がなされ光沢のあるコート紙がおすすめです。
他にも、上質紙やアラベールスノーホワイト、ヴァンヌーボVGスノーホワイトなども人気です。
名刺・ショップカードのデザイン制作
当社ではお客様が持つこだわりや想いをデザインを通じて具現化し、お客様の顔となる「名刺・ショップカード」の制作を手掛けております。
詳しくはコチラの「インターステラーが手掛ける名刺・ショップカードのデザイン制作」ページをご覧ください。
名刺のデザインに困ったらプロに任せよう
いかがでしたでしょうか。
今回は、名刺をデザインするコツを解説しました。
伝えたい情報を整理し、コンセプトに合わせたレイアウトやフォント、カラー、紙質を選ぶ必要があります。
名刺の作成に困っている方や、より洗練されたデザインをお求めの方は、デザイン制作会社に依頼しましょう。
TOP