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オフィスのデザイン方法と生産性を上げる効果的なレイアウト
- date:2021年8月23日
- category:COLUMN
オフィスのレイアウトや内装は、働く際の気分を左右し、仕事の効率にも影響を与えるかもしれません。
そのため、業種や従業員数、会社のコンセプトに合った空間作りが非常に大切です。
そこで今回は、オフィスをデザインする時に、知っておくべき手順やコツを紹介します。
これから新たなオフィスを持つ方や、経営に携わる方は、ぜひ参考にしてください。
目次
オフィスをデザインする手順
初めに、オフィスをデザインする流れを確認しましょう。
オフィスのコンセプトを決める
オフィスのデザインをする際に一貫して大切なのが、コンセプト決めです。
コンセプトを決める際には、会社や働く社員自身にとっての優先順位を考えなくてはなりません。
例えば、「社員間のコミュニケーションを活発にしたい」「カフェのようなリラックスしながら働ける環境を作りたい」「集中しやすい緊張感のある現場にしたい」などの希望を挙げましょう。
現状、会社が抱えている課題や社員が感じている不満を洗い出し、改善策としてコンセプトを考えるのもおすすめです。
経営陣だけでなく全社員一丸となってアイデアを出し、コンセプトを練り上げていくことで、満足度の高いオフィスに近づき、仕事へのモチベーションにも繋がるでしょう。
オフィスのゾーニングをする
オフィスのコンセプトが決まったら、ゾーニングに進みましょう。
ゾーニングとは、どこにどのようなスペースをつくるか、どのくらいの面積を割り振るかを決めることです。
受付・来客対応室・警備室・会議室・休憩室・給湯室・執務室・飲食スペース・喫煙室・倉庫など、業種や従業員数、コンセプトを念頭に入れつつ、オフィスに必要な空間を書き出してみましょう。
また、その空間がどこにあったら動きやすいか、どのくらいの広さがあれば快適に使えるかを考えます。
動線計画は、レイアウトデザインに外せません。
様々な立場で、オフィスでの1日の流れ・動きを想像しながら、無駄のないルートを作りましょう。
レイアウトのタイプを決める
オフィスのゾーニングが完了したら、各ゾーンのレイアウトを考えます。
コミュニケーション活発化のために自由に会話できるスペースや共有デスクを用いたり、緊張感のある現場を確保するためにデスクを区切ったりと、用途に合わせたレイアウトを決めましょう。
オフィスの大部分を占めるデスクは、配置のバリエーションが豊富です。
コンセプトと照らし合わせつつ、自社にぴったりな型を選んでください。
デスクのレイアウトのタイプ
ここでは、代表的なデスクレイアウトの種類を見ていきましょう。
対向型
対向型では、デスクが向き合うように並びます。
部署ごとに複数のデスクが固まるため、島型とも呼ばれるでしょう。
管理職やリーダーを島の端に配置することによってマネジメントしやすく、また、社員が向き合うため連絡・報告などがしやすい空間になります。
ただし、社員のプライバシーを重視しにくく、業種ごとに独立した雰囲気を醸し出す可能性もあるでしょう。
対向型は多くのオフィスで取り入れられる、一般的なレイアウトタイプです。
同向型
同向型では、全てのデスクが同じ方向に平行に並びます。
プライバシーを保ちやすく、作業効率アップが期待できるでしょう。
ただし、社員同士は横を向いて話すことになり、コミュニケーション重視のコンセプトにはあまり向いていません。
コールセンターなど流れ作業が行われる会社や、銀行・保険会社・不動産会社など来客対応がある業種でよく見られる形態です。
背面型
背面型では、デスク同士が背を向けながら並びます。
作業中は社員の顔が見えにくいため、集中しやすいスペース作りが可能であるのと同時に、振り返ればすぐに社員と話せるため、必要な連絡・話し合いがしやすいです。
ただし、管理の目が届きにくいケースがあるでしょう。
また、部署ごとのゾーニングには、パーテーションなどの区切りが必要です。
高度な集中環境が求められ、プロジェクトごとの作業が多い、システム開発・設計・IT系の企業で採用される傾向にあります。
ブース型
ブース型では、デスク間にパーテーションやパネルを設け、半個室空間を実現します。
プライバシーを保ちながら集中しやすい一方、社員間の意思疎通がしにくく、個人主義な印象です。
プログラミングやデザイン業に向いているでしょう。
フリーアドレス型
フリーアドレス型とは、社員一人一人の座席を固定しないタイプのレイアウトです。
一般的に、大きな共用デスクの好きな位置に座り作業します。
そのため自由度が高く、状況に合わせた招集や配置、省スペース化、コミュニケーションの活発化に効果的です。
ただし、社員のプライバシーの保護や必要書類・物品の管理がしにくいでしょう。
また、社員や業務のマネジメントにも工夫が求められます。
少数精鋭の企業やベンチャー企業などで取り入れられやすいです。
オフィスレイアウトの基準寸法
オフィスレイアウトには、普段から緊急時に至るまで、心身の安全と健康を確保するための基準となる寸法が定められています。
通常の通路幅
一人が通過する最小の通路幅は60cmであり、二人がすれ違う場合には120cm以上、メインの通路としては160cm以上が求められます。
デスク間の通路幅
横並びのデスク同士は、動線を確保するために90~120cm以上の通路幅が必要です。
背中合わせのデスク間では、椅子の可動域を考え、180cm以上確保しましょう。
デスクと壁の通路幅
デスクと壁の間は、120~140cmの通路幅が理想的です。
収納棚やコピー機など、その場での作業空間が必要な場所では、140cm前後の余裕が求められます。
コロナ禍でオフィスをデザインするポイント
コロナ禍でオフィスをデザインする時は、ソーシャルディスタンスをとり、社員間の接触を最小限に抑えることが重要です。
そのため、普段以上にスペースを広く確保したり、飛沫対策のパーテーションを設置したりなどの工夫が考えられます。
また、空調設備も活用しながら、空気の流れが循環しやすいような、デスクや設備・インテリアの配置も欠かせません。
リノベーションでできること
コロナ禍でオフィスをデザインする会社が増えています。過ごしやすく、また安全で働きやすい環境にすることで社員も働きやすくなります。
オフィスをデザインするにあたって、リノベーションの種類やメリット・デメリットを知っておくことが大切です。
こちらの記事で、詳しくご紹介しておりますので、是非併せてチェックしてみてください。
空間デザインのインターステラー
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オフィスデザインを工夫して生産性の向上を
今回は、オフィスのデザイン・レイアウトについて、必要な知識やコツを紹介しました。
良い職場環境は、会社の生産性の向上にも繋がります。
自社のスタイルに相応しい、効果的なレイアウトを考えましょう。
またオフィスのデザインに関して、デザインのプロに依頼することでよりクオリティの高いオフィス空間を実現することが可能になります。
当社は、「低コスト・高パフォーマンス」という考えのもとに、限られた予算の中からお客様にとってベストなデザインのご提案をさせて頂きます。
デザイン制作のご依頼なら、是非「インターステラー」へご相談ください。
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