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リノベーションとは。リフォームやコンバージョンとの違い
- date:2021年8月23日
- category:COLUMN
近年、「リノベーション物件」や「リノベーションマンション」などの言葉を耳にする機会が多くなりました。リノベーションと聞くと、おしゃれなイメージを持たれがちですが、リフォームやコンバージョンといった似たような言葉との違いを明確に把握している方は少ないでしょう。
そこで今回は、リノベーションの意味や類似ワードとの差異、利点・欠点などを解説します。
家の購入やオフィスの移転・既存の物件を改装しての店舗の経営を考えている方は、ぜひ参考にしてください。
目次
リノベーションの意味
リノベーションという言葉の本来の意味は、「革新・刷新・改変」などです。
建築・不動産業界においては、既存の建物に手を加えて状態を向上させたり、新たな価値を生み出したりすることを指します。
ライフスタイルや環境に合わせて、住宅の性能やデザインをさらに良くすることが、リノベーションの主な目的になるでしょう。
リフォームやコンバージョンとの違い
リノベーションと近い言葉に、リフォームやコンバージョンなどがあります。
これらの言葉間の差異を見ていきましょう。
リフォームとは
英語のリフォームというワードの意味は、「改善・再生・修正」などです。
建築・不動産の世界では、破損・老朽化している部分を修築し、元の状態に戻すことを指します。
つまり、リノベーションがゼロに対するプラスアルファである一方、リフォームはマイナスからゼロへのリカバリーとなるでしょう。
そのため、賃貸物件を退去する時に行う原状回復も、リフォームに含まれます。
また、設備の取り替えや壁紙・フローリングの貼り替えなどリフォーム工事の規模は小さめです。
他方、リノベーションの工事内容は、建物の骨格であるスケルトンの解体にまで及び、間取りの変更なども含め大規模になる傾向があります。
コンバージョンとは
コンバージョンという言葉には、「変換・転向・改造」などの意味が含まれます。
その名の通り、不動産業界でも用途の変更に伴い、マンションにオフィススペースを作ったり、使用されていない学校や区民館を福祉施設などに変えたりするケースを指すでしょう。
リノベーションはあくまで建物の質やデザインを向上させることが目的ですが、コンバージョンは利用目的が異なる建物に変更することを意図します。
リノベーションの利点
では、リノベーションの利点を見ていきましょう。
自由なデザインが可能
リノベーションでは、ライフスタイルの変遷に合わせた住まい作りが可能です。
結婚や出産、子供の成長や定年リタイアなどに際し、部屋数を増減させたり、バリアフリー化したりできます。
また、制限なく好みのスタイルに合わせた内装を実現し、オリジナルの居住スペースや店舗デザインを作れるでしょう。
建物の選択肢が広い
好立地の人気エリアは、新築物件の入居ハードルが高いです。
しかし、そのような地域でも空き家や中古物件は多くあるため、リノベーションを検討すれば物件の選択肢が広がります。
希望の場所で好みのデザインの家を作れるのは嬉しいポイントです。
コストを抑えやすい
リノベーションでは、新築物件を購入したり建てたりするより費用がかかりにくいです。
初期費用を抑えながら建物の質を向上させることで、住宅の資産価値を上げられるでしょう。
リノベーションの欠点
では反対に、リノベーションの欠点は何でしょうか。
手間・時間がかかる
リノベーションをする際には、まずは工事する建物を選ばなくてはなりません。
物件探しから売買手続きまでには、最短でも1ヶ月はかかるでしょう。
また、リノベーションの計画も同時に進める必要があります。
設計の打ち合わせから工事をして入居するまでに、かなりの時間と手間がかかるでしょう。
耐久性や構造上の制限がある
中古物件をリノベーションする際は、建物の耐久性を考慮するべきです。
不安な場合は、購入前に住宅診断を依頼すると良いでしょう。
また、建物の構造上、実現不可能な間取りがあるかもしれません。
建物の構造をしっかり把握し、事前に入念な打ち合わせをしてください。
ローン金利が高くなる傾向がある
中古物件のリノベーションには住宅ローンを利用できないため、代わりにリフォームローンを契約することになるでしょう。
ただし、リフォームローンは住宅ローンに比べ金利が高く、借り入れ期間も短い傾向にあります。
事前の返済シミュレーションをして、心構えをしておきましょう。
リノベーションに向いているケース
リノベーションは、費用を抑えながら、新築のような好みのデザインの住宅を手に入れたい方におすすめです。
また、ライフスタイルに合わせて、長く住み続けたい方にも向いています。
実際にリノベーションにどのような種類があるか気になる方は、コチラの「リノベーションの種類とメリット・デメリット」の記事をご覧ください。
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詳しくはコチラの「インターステラーが手掛けるリノベーション」のページをご覧ください。
リノベーションで好みのデザインを実現しましょう
今回は、リノベーションの定義や利点・欠点を解説しました。
リフォームやコンバージョンとの違いをお分かりいただけたでしょうか。
新たに住宅を改装してお店を始めようとしている方にとっては、自分好みのデザインが出来るので店舗デザインを考える際に多くの選択肢を持つことが出来るでしょう。
もしリノベーションで理想の店舗デザインを実現したい方は一度デザインのプロに相談してみるといいかもしれません。
当社は、「低コスト・高パフォーマンス」という考えのもとに、限られた予算の中からお客様にとってベストなデザインのご提案をさせて頂きます。
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