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ポスターをデザインする際のコツと抑えておくべきポイント
- date:2021年11月2日
- category:COLUMN
街中では至る所であらゆる種類のポスターを見かけます。
それぞれのポスターには、作者のメッセージやこだわりが詰め込まれているでしょう。
実際に仕事やプライベートでポスターを作成する際、どのようなデザインにすべきか迷う方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、ポスターをデザインする時のポイントや、作成方法を解説します。
これから作成しようと考えている方、デザインが難航している方は、ぜひ参考にしてください。
ポスターをデザインする際のポイント
ポスターは色や文字、写真、図、イラスト、余白、サイジング、レイアウトなど複数の要素から構成されています。
ここでは、デザインする際に考慮すべき、それぞれのポイントを見ていきましょう。
情報や目的を分かりやすく整理する
作成する際には、必ず目的や理由があるはずです。
目的を認識した上で、必要な情報や伝えたいメッセージを整理しましょう。
例えば、商品やイベントを宣伝する場合、商品やイベントの名称や特徴、商品発売日やイベント開催日時、場所、料金、注意点、販売・運営組織名などを伝えなくてはなりません。
また、注意喚起を促す場合も、キャッチコピーや一目でわかるイラストが重要です。
ただし情報を詰め込みすぎると、内容が渋滞し分かりにくくなってしまいます。
本当にに載せるべき情報なのか、リーフレットに掲載すれば十分な内容なのか、作成前に整理しましょう。
ターゲットを絞る
街中にあるポスターは、多くの人の目に触れます。
その中でも、特に誰にメッセージを届けたいのか、PRしたいのかを絞りましょう。
性別、年齢、職業、社会的地位、価値観、ライフスタイルなど具体的な人物像をイメージすることで、方向性が定まりやすく、アピール効果がアップします。
ターゲットを具体化しにくい場合は、身近な人物を思い浮かべると良いでしょう。
奥行きのある写真を使用する
写真が伝達する情報量は非常に多いです。
見る人にとって、実際の商品やイベントの想像がしやすくなり、安心感を与えます。
コンセプトに合った写真を選ぶことで、より効果的なポスターを作りましょう。
加えて、写真を使用する際のポイントは、鮮明で奥行きのある写真を選ぶことです。
最大限高画質の写真で、ポスターの色彩バランスやデザインのクオリティに合わせましょう。
また、奥行きのある写真は立体感を生み出します。
食べ物や商品を掲載する場合は、みずみずしい写真を選ぶことで、お店に新鮮で清潔なイメージを与えます。
フォントを使い分ける
ポスターを構成する重要な要素が文字です。
文字のフォントは種類が豊富で、それぞれのフォントが与える印象も異なります。
例えば、日本語で定番のゴシック体は、線の太さが均一で統一感や信頼感があります。
線の太さが太いほど力強く安定した印象で、細いほど親近感のある暖かい印象です。
同じく代表的なフォントである明朝体は、線の太さが縦横で異なり、すっきりしています。
メリハリがあり、古風で上品な、威厳のある印象を与えます。
フォントはデザイン性だけでなく、読みやすさにも注意しなくてはなりません。
コンセプトや伝えるメッセージ・情報に合わせ、フォントを使い分けましょう。
ポスターのフォントについては以下の記事でも詳しく解説しておりますので、是非チェックしてみてください。
余白を確保する
ポスター全体の整合を図るためには、余白を確保したレイアウトが肝心です。
レイアウトには以下のようなルールが存在します。
レイアウトの基本ルール
1.整列する
2.グルーピングする
3.強弱をつける
4.余白を確保する
ポスターを構成する文字や写真、図形、イラストなどの要素は、頭を揃え左揃えにするのが基本です。
また、サービスごとや日時・場所などのアクセス情報ごとに、似た内容をまとめましょう。
これらの工夫で、見る人が必要な情報を瞬時に見つけられます。
また、ポスターが視界に入る時間はわずか数秒であり、その間に見る人の目を引くことが肝心です。
商品名やイベント名、キャッチコピーなど、ポスター内で優先度が高い情報は、サイズを大きくしてメリハリをつけましょう。
レイアウトで最も重要なのが、余白を確保することです。
ポスター内や見出しの枠内にびっしりと文字やイラストを詰め込むと、見る人に圧迫感を与えます。
途中で見るのを中断してしまい、肝心な情報が伝わらない可能性もあります。
紙の上下左右・要素同士に均等な間隔を設け、見る人の目の動線を意識した、見やすいポスターを作りましょう。
余白を扱う際のポイントについては以下の記事で詳細を解説しておりますので、是非チェックしてみてください。
使う色の数を絞る
カラフルなポスターはポップな印象を与えて目立ちますが、必ずしも多くの色を使うと良い訳ではありません。
大まかに3色程度に色を絞り、強調させたい部分とそれ以外にメリハリをつけましょう。
紙質とサイズを選ぶ
紙質としては、安くてスタンダードなコート紙・マットコート紙や、写真使用時におすすめなインクジェット印刷で使われるスタンダード光沢紙などがあります。
また、雨に強くて丈夫なユポ紙も有名です。
実際にはデザインや周辺環境に適した紙質を選びましょう。
また、サイズも掲載する場所に合わせて選ぶべきです。
一般的に、屋内ではA1サイズやB2サイズがよく使用されます。
サイズが決まると、必要な情報の取捨選択がしやすくなります。
施設によってはサイズが定められている場合もあるため、事前に確認しておきましょう。
人目を惹きつけるポスターの作成方法
最後に、数あるポスターの中から人目を惹きつけるポスターの作り方を紹介します。
メインビジュアルを強調する
通行人の注意を引くためには、瞬時に内容を伝える必要があります。
商品・サービス名やイベント名、キャッチコピー、キーワード、イラスト、写真など主役となるビジュアルを強調させましょう。
強調方法は、オブジェクトのレイアウト、配色、フォントデザインなど様々です。
配色を工夫する
視覚効果を高めるためには、計算された配色が欠かせません。
色のバランスは、メインカラー70%、サブカラー25%、アクセントカラー5%程度が目安です。
また、それぞれの色が見る人に与える印象は異なります。
例えば、赤は情熱的・ピンクは女性らしさ・オレンジは親近感・黄色は若々しさなど、暖色系は優しく朗らかなイメージです。
反対に、青は知的・紫は神秘的・黒は重厚感など、寒色系はクールで洗練された雰囲気を醸し出します。
ポスターの目的やターゲット層に合わせたカラー選びが大事です。
ジャンプ率を高めに設定する
ポスター内にあるイラストや文字など、オブジェクトの大きさの比率を「ジャンプ率」と呼びます。
ジャンプ率が低いと、単調で落ち着いた印象です。
反対に、ジャンプ率が高いと、要素同士にメリハリが生まれます。
ポスターでは、情報の優先順位をつけやすいように、ジャンプ率を高めに設定するのがおすすめです。
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プロの力で周りのポスターと差をつけよう
いかがでしたでしょうか。
今回は、ポスターをデザインする際のコツや注意点を解説しました。
デザイン物の作成に慣れていない方にとって、一からポスターを作成するのは大変です。
お困りの際は、デザインのプロに相談しましょう。
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