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展示会で動線を意識する重要性とは?動線設計時のポイントも解説!
- date:2021年11月2日
- category:COLUMN
展示会ブースを設置する際、動線の設計は非常に重要です。
来場者視点に立って動線を緻密に設計しておくことで、集客率と回遊率を高められます。
しかし、動線を設計するといっても、ただ移動しやすい通路を確保すればよいというわけではありません。
商品の魅力などをしっかりと伝えるためには、ポイントを押さえて動線設計を行うことが大切です。
そこで本記事では、展示会での動線設計の重要性とポイントについてまとめました。
動線の重要性が分からない方や設計するポイントを押さえておきたいという方は、ぜひ参考にしてください。
展示会で動線を設計することの重要性
動線の設計とは、人の動きを予想して、来場者がスムーズかつ自然に動けるように、ブース出入口や展示物の配置などを行います。
動線の設計をしっかり行っておけば、入場しやすく、集客力を高められる他、スムーズにブースを回れるため、滞在時間を増やすことが可能です。
ブースの滞在時間が増えれば、それだけ自社の魅力を伝えることにつながるため、出展効果も高められるでしょう。
以上の点から、展示会を成功に導くためには、展示会での動線設計が非常に重要です。
動線を設計する際のポイント
動線を設計することの重要性を理解したところで、ここでは動線設計で押さえておくべきポイントを紹介します。
押さえておくべきポイントは以下の7つです。
1.出入口を広めに確保する
2.展示物を外側に配置する
3.ストーリーを意識した動線
4.立ち止まってもらえる工夫をこらす
5.訴求したい情報を目立たせる
6.左まわりを意識する
7.人の通りやすさを意識する
それぞれのポイントについて理解して、効果の高い展示会ブースを立ち上げましょう。
1.出入口を広めに確保する
動線を設計する際のポイントとしては、出入口を広めに確保することが大切です。
出入口を広めに確保しておくことで得られる効果は以下の3つとなります。
入口が分かりやすい
どのような出展内容なのか外からでもよく分かる
出展内容を瞬時に理解できる
出入口を広めに確保しておけば、ブースの入口をすぐに見つけられますので、興味を持った来場者を自然に誘導することが可能です。
また、ブースの外からでも内を見ることができるため、どのような出展内容なのか判断しやすくなり、興味を引きやすくなるでしょう。
このように出入口を広めに確保しておくことで、入場しやすいブースにすることができ、来場者の集客力を高められます。
ブースにも開放感が生まれるため、ストレスなくブースを回ることが可能です。
2.展示物を外側に配置する
ブースが狭く、展示物を配置するスペースの確保が困難な場合は、ブースの外側に展示物を配置するとよいでしょう。
外側に配置しておけば、展示物が集客してくれる他、来場者はブースに入らなくても、商品を見ることができます。
このように、ブースの近くに来てもらえるだけで商品を宣伝することが可能ですし、呼び込み用のスタッフを配置することで、効率よく集客を行えるでしょう。
3.ストーリーを意識した動線
ブースに展示物を配置する際は、ストーリーを意識した動線が有効です。
展示物を配置する時に、なんの脈絡なくただ配置しただけでは、インパクトが薄く、来場者の印象には残りにくいでしょう。
そのため、最初に目に入るブースの入口を先頭にして、同じ種類の商品でまとめたり、商品の軌跡を紹介するのであれば年代順に商品を羅列したりするとよいでしょう。
順番や種類などストーリー性を意識すれば、来場者の見やすさが高まり、印象に残りやすい展示ブースにできます。
4.立ち止まってもらえる工夫をこらす
ストーリーを意識した動線で回遊率を高めることも大切ですが、スタッフが来場者に声掛けしやすいように立ち止まってもらえる工夫をこらすことも大切です。
展示会には多くの企業が出展しており、来場者は限られた時間の中でブースを回っています。
そのため、無理に声をかけると、煙たがられる可能性が高いでしょう。
そこで必要となってくるのが、立ち止まってもらえるための工夫です。
足を止めて商品を見るポイントを設けておくなどの工夫をこらすことで、スタッフは声をかけやすくなり、見込み顧客や新規顧客の獲得につながりやすくなります。
5.訴求したい情報を目立たせる
ブースに訪れてくれた全員が、全ての情報を集中して見てくれているわけではありません。
そのため、重要な情報や絶対に伝えた情報は、注意を引き付けるようにすることが大切です。
目に入りやすい位置は目線の高さだといわれているため、訴求したい情報は目線の高さを意識するとよいでしょう。
ターゲットとするユーザー層によりますが、成人男性をターゲットにする場合は、床から150cm程度の高さを意識して、情報掲示や展示物を配置してみてください。
6.左まわりを意識する
展示会の動線を設計する際は、左まわりを意識してください。
マーケティング分野では「左まわりの法則」と呼ばれるものがあり、人が自然に動く際の順路は左まわりがよいといわれています。
スーパーやコンビニをはじめとした店舗設計は、「左まわりの法則」を活用して左まわりにされていることが多いです。
違和感のない自然な動きを意識するのであれば、展示会ブースの動線も左まわりにするとよいでしょう。
7.人の通りやすさを意識する
人の通りやすさを意識することも欠かせません。
ブース内の通路を確保する場合、通路幅は最低でも120cmほど確保しておく必要があります。
人が圧迫感を感じづらい通路幅は70cmといわれていますが、パネルや展示物の設置スペースを確保するとそれだけで手狭になってしまうでしょう。
また、ブース内が混み合った場合、ストレスなく、すれ違えるだけの幅を確保することを考えると、通路幅は120cmほど確保しておくことが無難です。
展示会レイアウトを決める要素
展示会を行ううえで、出入口を広めに確保したり、人の通りやすさを意識したりとたくさんのことを意識して動線を考えなくてはなりません。
そこで、展示会レイアウトを決める8つのポイントをこちらの記事でご紹介しております.
役割やコツも解説していますので、是非併せてチェックしてみてください。
展示会ブースのことならインターステラーへお任せ
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来場者の視点に立って動線を設計しよう
今回は、展示会での動線設計の重要性とポイントについて紹介しました。
展示会ブースを設置するためには、来場者の視点に立って動線を設計しなければなりません。
また、商品の魅力を効果的に伝える際は、ストーリーを意識するなどの工夫も大切です。
展示会の出展がはじめての方や動線設計が上手くいかないという方は展示会プロデュースのプロに依頼してみてください。
来場者と出展者の視点に立ち、効果的に動線を設計をしてくれるため、効果の高い展示会ブースにしてくれるでしょう。
当社では展示会のトータルプロデュースや各種デザインの制作を承ります。
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