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ポスターに向いているフォントはどれ?人気フォントの特徴と選び方

  • date:2021年12月8日
  • category:COLUMN

ポスターのデザインは、写真・イラスト・線・図形・色・配置など、様々な要素から構成されています。
中でも文字は、商品やイベントの情報を伝える重要な要素です。
そのため、適切なフォントを選び、適切なサイズや太さを設定しなくてはなりません。

そこで本記事では、ポスターで主に用いられるフォントのタイプや、選び方・注意点などを解説します。
これからポスターを制作する方、フォント選びに迷っている方は、ぜひ参考にしてください。

フォントの種類

世の中には数千種類以上のフォントが存在します。
それぞれの種類が持つ特徴や効果は異なり、制作物や目的に合わせて、様々なタイプが用いられています。

ここでは、欧文フォントに区別されるセリフ体・サンセリフ体・スクリプト体と、和文フォントに区別される明朝体・ゴシック体・筆書体について詳しく見ていきましょう。

セリフ体

文字の先端に「セリフ」といった小さな飾りがついたタイプを、セリフ体と呼びます。
ローマン体と認識されるケースもあり、傾けるとイタリック体になります。
セリフ体の典型的なフォントは、「Century」や「Georgia」「Times New Roman」などです。

 

セリフ体は横線より縦線の方が幅が太く、フォルムにメリハリがあります。
繊細で女性らしい雰囲気を醸し出し、伝統や気品・知性を感じさせます。
縮小しても文字がブレず、長時間目にしていても疲れないため、小説や雑誌などの紙媒体で用いられやすいです。

ただし、文字のインパクトが出にくく、人によっては読みづらく感じるかもしれません。

サンセリフ体

セリフ体と異なりサンセリフ体は、文字の先端に「セリフ」が無いタイプを指します。
国によって「ゴシック」「グロテスク」などと認識さています。
サンセリフ体の典型的なフォントは、「Helvetica」や「Arial」「Futura」「Segoe UI」などです。

 

サンセリフ体は縦横どちらも線の幅が均一で、癖がなく読みやすいです。
力強く安定した男性的な雰囲気を醸し出し、活発で親しみのある印象を与えます。
重要な情報を簡潔に的確に伝える際に適しています。

 

ただし、文字のメリハリがないため、単調的で個性が出にくいです。
小説や雑誌など文章が長い時には推奨されません。

スクリプト体

手書き感のある欧文フォントをスクリプト体と呼びます。
典型的なものに、「Snell Roundhand」や「Zapfino」「Old English」などがあります。
いわゆるアルファベットの筆記体であり、クラシカルで高級感のあるフォントです。

 

お店の看板やブランドのロゴなどに用いられると、お洒落な雰囲気が出ます。
ただし文字が繋がっているため、可読性が低いのが難点です。

 

明確に伝えたいメッセージがある時には、スクリプト体の使用は適していません。

明朝体

明朝体とは文字の先端に「ウロコ」いった小さな飾りがついたタイプです。
はねや止め、払いがはっきりと表現され、毛筆を模しています。
欧文フォントにおけるセリフ体と同じく、横線より縦線の幅が太くなっています。
明朝体のフォントとして、「MS明朝」や「リュウミン」「游明朝」「平成明朝」「清和堂明朝体」「ヒラギノ明朝」などが有名です。

 

線の強弱やメリハリがあるため、女性的で堅実かつ古風な印象を与えます。
文字の判別がしやすく個性を出しやすいため、キャッチコピーや見出しなどに適しています。

ゴシック体

縦線と横線の幅が同じで、角ばっているタイプをゴシック体と呼びます。
明朝体に見られる「ウロコ」といった装飾がなく、シンプルなフォントです。
欧文フォントにおけるサンセリフ体に類別されます。
ゴシック体を代表するフォントは、「メイリオ」や「ヒラギノ角ゴシック」「HGS創英角ゴシックUB」などです。

 

マジックペンで書いたような字体で、男性的で安心感がありカジュアルな印象を与えます。
インパクトや統一感があり、強調したい部分に使うのがおすすめです。

筆書体

筆書体は筆で書いたような質感をそのまま表現したタイプです。
和のイメージが強く、伝統や優雅さを感じさせます。

 

日常的に使われる機会は少なく、特殊な制作物や明確なコンセプトがある際に用いられやすいです。
字体がくだけるため、明朝体やゴシック体に比べ可読性に劣ります。

ポスターのフォントを選ぶ際の注意点

ポスターの目的は、商品やイベントに関する情報を周知することです。
目を引く魅力的なデザインに加え、見る人が分かりやすく理解できるデザインでなければなりません。

 

フォントを選ぶ際は、与える印象やビジュアルだけでなく、実用性も考慮しましょう。
ポスターを遠くからでも見つけられる視認性や、文字の読みやすさを表す可読性、読み間違いがなく正しく伝わりやすい判読性のあるものが推奨されます。

 

また、一つのポスター内に複数のフォントを混合させると、統一感が欠けてしまいます。
与える印象や効果を考慮して、スタイルの合ったものに絞りましょう。

ポスターに使うフォントの選び方

上記で紹介した通り、それぞれのフォントが持つ特徴やイメージは大きく異なります。
ポスターに使うフォントは、ポスターのコンセプトや伝えたい世界観に合わせて選ぶのがおすすめです。
また、イラストや写真の雰囲気など、他の要素とのバランスを考慮したフォント選びも重要です。

ポスター・パネルのデザイン制作ならインターステラー

当社では展示会のトータルプロデュースやイベントで培ってきた経験を基にして訴求力・耐久力を持ち合わせたポスター・パネルのデザイン制作をご提案させて頂きます。

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詳しくはコチラの「インターステラーが手掛けるポスター・パネルのデザイン制作」のページをご覧ください。

 

また関連する内容としてポスター・チラシのデザインについて知りたいという方のために、以下の記事で詳細なデザインのコツやポイントについて解説しております。

フォントへのこだわり以外に注目すべきポイントも列挙しておりますので是非チェックしてみてください。

ポスターの世界観や目的に合わせたフォント選びを

フォントのバリエーションは豊富で、それぞれの持つ特徴や与える印象が異なります。
文字を使ってデザインする際は、コンセプトや用途に合わせて適したフォントを選びましょう。

 

当社では各種ご依頼に対して無料でお見積りを作成いたします。
デザイン制作のご相談なら、ぜひ株式会社インターステラーまでお寄せください。

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