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デザイナーの頭の中はこうなっている!思考法やデザインの流れ

  • date:2021年12月8日
  • category:COLUMN

近年、ビジネスの世界において業種や職種に関わらず、「デザイン」の概念が用いられるようになっています。
一般的にデザインと聞くと、ポスターやパンフレット・ロゴマークやWebサイトなど、目に見える制作物をイメージする傾向があります。
しかし、ビジネス戦略やサービスなどの無形物にも、デザインの考えが重要です。

そこで本記事では、デザイナーの思考方法やデザインが完成するまでの流れを解説します。
これから制作物のデザインに取り掛かる方や、ビジネスに応用できるデザインの知識を得たい方は、ぜひ参考にしてください。

デザイナーの思考方法

デザイナーが制作物をデザインする際、単にインスピレーションや感覚に頼って作業しているわけではありません。
顧客の課題やニーズに応えるためには、必要な情報を集めて構成を考え、試行錯誤しながら解決策を導き出しています。
デザイナーが物事を生み出す時の思考方法は、「デザイン思考」と呼ばれています。
現在、新たな事業や業績アップのために、デザイン思考を取り入れる企業も増加中です。

 

デザイン思考とは、大まかに理解・思考・具現化のプロセスを指します。
その本質である課題解決を達成するためには、まずはユーザーの視線に立って対象プロダクトやサービスを理解しなくてはなりません。
観察や調査により得られた情報をもとに、コンセプトや方向性を定めてアイデアを出していきます。
思考段階が終わると、プロトタイプを作って課題解決策を具現化します。
デザイン思考においては、可能な限り多くの情報を得て、多方面からアプローチ・アウトプットし、複数回にわたって試行錯誤を繰り返すことが重要です。

 

ビジネスにデザイン思考を取り入れると、提案が習慣化し多様な意見が集まります。
チーム内のコミュニケーションが盛んになり、帰属意識やモチベーションのアップにも繋がります。

デザインが完成するまでの流れ

デザイナーは、デザイン思考を用いて日々新たな物事を生み出しています。
ここでは実際に、デザイナーが制作物を完成させるまでの具体的な流れを見ていきましょう。

ポイントの整理

まずは、デザインに関するポイントを整理します。
ユーザーや顧客の希望をヒアリングし、デザインの目的や方向性・コンセプトを定めます。

頭の中で思考するだけでなく、文字に起こしたり手や体を動かしたりすることが重要です。
このステップは、後々つまずいた時に戻ってくる原点です。
可能な限り具体的に、正確に情報をまとめる必要があります。

概念化

整理した情報や定めた方向性・コンセプトに基づき、アイデアを出す段階です。

デザインは、文字や色・形・配置・イラストや画像といったグラフィックなどの複数要素により構成されています。
要素の様相により、与える印象は大きく変わります。
例えば、用いる色一つでも、明るい・暗い・可愛い・カッコいい・楽しい・寂しい・静か・賑やかなどイメージは様々です。

それぞれの要素の詳細について想像を膨らませながら案を出していきます。

試作

概念化で生み出したアイデアを具体的な形にします。

実際に作ってみたら、計算が合わず上手くいかない場合やイメージと違う場合も多いです。
また、試作を行いながら新たなアイデアが思いついて、良い方向に進むケースもあります。

試作は必ずしも高いクオリティが求められるわけではありません。
課題を洗い出すことやイメージを膨らませることが目的のため、短期間でコストを抑えることがポイントです。

テスト

完成した試作品の効果を確かめるステップです。
当初の課題を解決する策として相応しいかを判断します。

顧客がいる場合は、実際に試作品を見てもらったり使ってもらったりすることで、反応を確かめ、改善点を模索していきます。
テストの結果をもとに、試作品のブラッシュアップを重ね、 完成品に近づけます。

リリース

満足のいくデザインに仕上がったら、完成品を世の中に公開します。
顧客やユーザーのニーズを満たし、課題を解決できたら成功です。

ただし、リリースすれば終わりではありません。
完成品が多くの人の目に触れ、手元に届くことで、様々なフィードバックが受けられます。
意見や反応をもとに、さらなるブラッシュアップや他のデザイン作業に励みます

正しいデザインの流れを理解しよう

デザイナーは試行錯誤を繰り返して、生活を豊かにする物事を生み出していることがお分かりいただけたかと思います。
デザイン思考やデザインの流れは、今後ますますビジネスの世界にも貢献するでしょう。

デザイン制作のご相談なら、ぜひ株式会社インターステラーまでお寄せください。

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